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太陽光発電の過積載!何キロのせるのがベスト!?

更新日:2021.04.16

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太陽光発電投資では、「過積載」の発電所が一般的になりました。
何キロ載せるのがベストかなど考えて過積載をしているかどうかで、発電量や売電収入、利益の額は大きく変わってきます。

太陽光発電投資で稼ぎたいのなら、この過積載への理解は不可欠といってもいいかもしれません。
今回は、太陽光発電投資の過積載のメリットや注意点、パネル容量はどれくらい増やすべきか、何キロ載せるのがベストかについて説明します。

太陽光発電の過積載とは?何キロがベスト?

太陽光発電所には、太陽光パネルとパワコン、それぞれに容量があります。
パワコンより、太陽光パネルの容量のほうが大きい設計を過積載と言います。

例えば、パワコンの容量が49.5kW、パネルの容量が80kWのような太陽光発電所は過積載です。

これを何キロ載せるのがベストなのかをこの記事では書いて行こうと思います。

太陽光発電で過積載する2つのメリット

太陽光発電投資で過積載をすることの主なメリットは、以下の2つです。

  • 発電量や売電収入、利益額がアップする
  • 低圧の扱いで高圧相当の発電所で運用できる

ここでは、それぞれのメリットについて、説明していきましょう。

過積載メリット①売電収入・利益額がUP

過積載をすると、そうでない場合に比べ、発電量や売電収入が増加し、利益額も高くできます。

過積載の太陽光発電所では、パネルで発電した電気のうち、パワコンの出力(=容量)を超えた分は、電力会社に送られず、捨てられてしまいます。
これを「ピークカット」と言います。

一方で、過積載でない場合、発電量がパワコンの容量を超えることは少なく、ピークカットが起きることも滅多にありません。
しかし、これはパワコンの出力を引き出し切れていないということでもあります。

このように、どちらにもデメリットがあるものの、過積載とそうでない場合とでは、過積載をしたほうが利益につながることが分かっています。

 

発電量を表したもの

上の図は、過積載をしている状態としていない状態、それぞれの発電量を表したものです。
これを見ると、ピークカットされた部分を除いても、過積載時の発電量は、通常時の発電量より多くなっていることが分かるでしょう。

過積載時の発電量では、ピークカットがあるのは、発電量が多い昼の時間帯に限られます。
一方で、通常時の発電量は、朝や夕方など、発電量の少ない時間帯は、パワコンの容量を大きく下回ります。

過積載にすると、朝や夕方の発電量が底上げされるため、結果的に発電量が多くなるのです。

過積載の発電所は、通常より初期費用が高くなるものの、発電条件の悪い日を除いて、毎日発電量が増えるぶん、売電収入の総額もグッと高くなります。
そのぶん、利益の額も高くなることが実証されています。

過積載メリット②低圧の扱いで運用可能

過積載をすれば、パネル容量が50kW以上の太陽光発電所も「低圧」の扱いで運用可能です。

産業用の太陽光発電所は、設備容量によって、以下の2区分に分けられます。

  • 高圧…容量50kW以上
  • 低圧…容量50kW未満

「高圧」の発電所のほうが、発電量も売電収入も高くなりますが、変圧器の設置や電気主任技術者の選任などが必要で、かかる費用や手間の多さは、低圧の比ではありません。

しかし、過積載にすれば、低圧の扱いで、高圧相当のパネルを設置できます。

太陽光発電投資では、パワコンとパネルのうち、容量の少ないほうを発電出力として申請する決まりとなっています。

つまり、パワコン容量が50kW未満、パネル容量が50kW以上の過積載にすれば、高圧の発電所にかかる費用や手間をかけることなく、高圧並みの発電量や売電収入を叩き出せるのです。

太陽光発電投資の事後的な過積載の注意点

太陽光発電投資では、既存の太陽光発電所にパネルを増設する「事後的な過積載」も認められています。
ただし、この場合には、主に以下2つの注意点があります。

  • 増設できるパネル容量には制限がある
  • メーカー保証が受けられなくなる危険がある

ここでは、それぞれの内容について、説明していきます。

過積載注意点①パネル容量に制限がある

FIT認定後に過積載にする場合は、増設するパネルの容量に制限があります。
増設が認められているのは、現在の容量の「3%未満」または「3kW未満」です。

パネルの容量を規定以上に増やした場合は、FIT単価が認定時のものから、過積載をした時点での価格に変更されます。

例えば、低圧の発電所の場合、2017年に太陽光発電投資を始めて、2020年に規定以上の過積載をした場合、FIT単価は21円から13円に下がってしまいます。
規定以上のパネルを増設する場合は、FIT単価が下がっても利益が増加するか、シミュレーションしたうえで行うようにしましょう。

過積載注意点②保証がなくなる可能性がある

パワコンには、自然故障に対応したメーカー保証があります。

しかし、メーカーによっては、後から過積載にすることで、メーカー保証の対象外となる危険があります。

また、過積載が認められていても、メーカーが規定する「過積載率」を超過した場合は、保証が受けられません。

過積載率は「パネル容量÷パワコン容量×100」の計算式で算出できます。

例えば、パネル容量が80kW、パワコン容量が49.5kWの発電所の過積載率は、約160%です。

後から過積載にする場合は、事前にパワコンのメーカーに確認をとっておきましょう。

太陽光発電の過積載ではパネル容量をどれくらい増やすべき?

過積載では、パネルの容量は多ければ多いほど良いというものではありません。

パワコンの容量が少ないのに、闇雲にパネルを増やしても、ピークカットばかりが増えて、あまり発電量が増えないということにもなりかねません。

また、パネルの増設には、当然費用もかかります。

過積載は、あくまで利益を増やすための手段です。

大して売電収入が増えないのに、費用ばかりがかさんでしまっては、かえって利益が少なくなってしまい、本末転倒です。

そのため、パネルの容量は、過積載にすることで期待できる発電量や、かかる費用など、費用対効果を考慮したうえで決める必要があります。

一概にこれがベストと言える数値はないので、施工業者と相談して、決めるようにしましょう。

太陽光発電の過積載について|まとめ

過積載は、太陽光発電所の発電効率を高くして、発電量や売電収入、利益の額を高くする方法です。

現在、物件紹介サイトに掲載されている太陽光発電所は、そのほとんどが過積載です。

この場合は、事後的な過積載にあるような制限はないので、これから太陽光発電投資を始める方は、安心して物件の購入を検討しましょう。

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